ZEISSによる眼科検診の
デジタル化を支援

1846年に設立され、ドイツに本社を置くZEISS Vision Careは、世界最大級の光学機器メーカーです。ZEISSは将来にわたって成長を続けるために、提供するサービスを光学機器などの物理的な製品から、デジタル接続されたソリューションに移行したいと考えていました。
ZEISS Vision Careは、小売店内のビジョンケアセンターなど、多くのチャネルで製品を販売しています。実店舗は、お客様が目の検査を受け、その場で新しい眼鏡を購入するのに便利です。ただし、お客様が訪れた際に、レンズ処方の資格を持つ検眼医が常に対応できるとは限りません。
検眼医が対応できなければ、お客様は別の店に移ってしまい、ZEISSと提携小売店は収益の機会を逃すことになります。一方、特に地方では検患者が少ないため、検眼医は診療予約を埋められないことがあります。ZEISSはこの課題に対処するため、患者と検眼医をつなぐ遠隔医療プラットフォームの開発に着手。このプラットフォームにより、使いやすく信頼性の高いオンラインサービスを介して、検眼医はリモートで患者に検眼サービスを提供できるようになります。
ZEISSはこのビジョンの実現のために、Starをパートナーに選びました。
「卓越したソリューション志向、目標志向の考え方を持つStarとのコラボレーションを、私たちは心から楽しんでいます。Starは常に意欲を持ち、未知の方法に挑戦することを恐れず、コンセプトの大小に関わらず率先してアイデアを見つけてくれます。Starが提供する方向性や解決策は、確かな作業に基づいていて、私たちの期待を超える価値があります。まるで何が必要か最初から知っているかのようです。時には、私たち自身よりも、私たちのことを知っていたりするのですから」
StarはZEISS Vision Careと連携して、遠隔検眼サービスの実現を支援しました。ZEISSが当初から掲げていた構想と一連の発見ワークショップをベースにして、Starは、デジタルサービスを利用するすべての人にとって理想的なワークフローになるよう、包括的なサービスデザインの定義をサポート。Starのデザインチームは、最終的なソリューションに向けて、最初の発見フェーズでさまざま仮説を探り、プロトタイプ化して、テストを実施しました。このプロセスで得られたユーザーに関する知見を活用して、実装フェーズに向けた検証済みのデザインプランを作成しました。
その後、Starのエンジニアリングチームが、検証済みのコンセプトを実際のシステムに導入しました。
VISU360プラットフォームの最初のバージョンが実際に運用されています。HIPAAに完全に準拠しているため、最も重要である安全性も確保されています。このソリューションを使用することで、検眼医はスケジュールを管理でき、空き時間を有効に活用して、より多くの患者に希望の時間に診療サービスを提供できます。検眼とレンズの処方は、リモートでビジョンセンターに接続して、ビデオ会議システムを使って実施します。一方、ビジョンセンターでは、営業時間中いつでも、専門的な検眼サービスを来店客に提供できるようになりました。
「ZEISS Vision Careは、既存の視力診断プラットフォームを進化させて、バーチャルで処方箋を出せる眼科医療ソリューションを提供したいと考えていました。ZEISSはカテゴリーを定義して、遠隔医療プラットフォームを構築するために、Starと提携しました。これにより、目標を達成するだけでなく、臨床品質の検眼サービスをタイムリーに提供するという新たな市場需要の創出にもつながりました」
Perry Simpson,
Star 健康&ウェルネス部門グローバルマネージングディレクター
プロジェクトの実践から得られた知見は、現在・将来のプロジェクトはもとより、社内プロセスにも適用できます。
ヘルステックの革新に向けた取り組みの参考となるよう、ZEISSとの協働から得られたデジタル医療エンジニアリングに関する重要ポイントを紹介します。
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